エイシンブイチーフ（2005年生、母ブンカブンカ）

エイシンブイチーフ（2005年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利の主将」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時12歳）と交配したブンカブンカが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C26。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、平井豊光によって577.5万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月23日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

3歳（2008年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の憲一&のり子結婚おめでとう（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アラムーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月16日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月29日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚研司騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったカサマツダンディに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚研司騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚研司騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大塚研司騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大塚研司騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の第12弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大塚研司騎手（10戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大塚研司騎手（11戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で大塚研司騎手（12戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大塚研司騎手（13戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したココロノマドにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で大塚研司騎手（14戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、祝・一哉・沙也華・婚約記念（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で大塚研司騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大塚研司騎手（16戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた19戦目は、第19弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で大塚研司騎手（17戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライトスマイルに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月22日、中3週で迎えた20戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で大塚研司騎手（18戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったマックスリオに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月9日、中2週で迎えた21戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で大塚研司騎手（19戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインボッカアルーポを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、桃花特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で大塚研司騎手（20戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。