チップインバーディ（2001年生、母ネアルジョオー）

チップインバーディ（2001年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ゴルフ用語」。毛色は鹿毛。種牡馬のミシックトライブ（当時5歳）と交配したネアルジョオーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は内藤牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害6戦1勝、地方6戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3歳（2004年）

4月3日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた5戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったリッツクインから4馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイナイーグルから9馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラスパイに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハタノケルビムに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月20日、中3週で迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトリックに6馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカントリーベストに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月31日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2005年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた20戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた21戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスピーディーボーイに3/4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

11月5日、中4週で迎えた22戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2006年）

1月7日、中8週で迎えた23戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月4日、中3週で迎えた24戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた25戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。