スピーディーボーイ（2000年生、母エンジェルロッチ）

スピーディーボーイ（2000年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「速い少年」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時15歳）と交配したエンジェルロッチが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地11戦2勝、中央障害5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小林肇によって945万円で落札された。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月29日、デビュー戦は南井大志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミスティックタイムに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月5日、中2週で迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のメジロオーエンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた8戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

4歳（2004年）

7月31日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

5歳（2005年）

1月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

8月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた12戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。13着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったチップインバーディから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中3週で迎えた15戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月18日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。