テイエムチェスト（2003年生、母プリンセスバトル）

テイエムチェスト（2003年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋それ行け（鹿児島弁）」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時7歳）と交配したプリンセスバトルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年の一般C6。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月9日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた5戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C22（荒尾ダート950m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘラクレスシチーから4馬身差の2着に敗北した。

9月12日、連闘で迎えた6戦目は、一般C19（荒尾ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスカーレットクインに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノモナークに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井浩和騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカクテルパーティーから1馬身差の2着に敗北した。

11月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井浩和騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったティルティルから半馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井浩和騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーヘイローに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井浩和騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のカクテルパーティーに2馬身の差をつけて優勝

4歳（2007年）

6月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた13戦目は、肥後朝顔特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井浩和騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井浩和騎手（9戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエレガントロリーから1馬身半差の2着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデイルックをアタマ差制して5勝目を掴み取った。

8月18日、中2週で迎えた16戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月22日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般C11（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（10戦4勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた19戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（11戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンデイルックからハナ差の2着に甘んじた。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（12戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノシャダイに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C11（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンデイルックから3/4馬身差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムルパンから2馬身半差の2着に敗れた。