フィールドラッキー（1999年生、母We've Just Begun）

Field Lucky

1999.02.22

フィールドラッキー（1999年2月22日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のBarathea（当時9歳）と交配したWe've Just Begunが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。2002年の若駒ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリミットレスビッドをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモノポライザーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月17日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

12月14日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート2300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングオブマルブツをクビ差振り切って制した。

12月22日、連闘で迎えた11戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4歳（2003年）

1月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のジンパーフェクトに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める