カンファーフラワー（1996年生、母ハローアイス）

カンファーフラワー（1996年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時12歳）と交配したハローアイスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、楠本陸雄によって535.5万円で落札された。

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月7日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

3月27日、中4週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルマルイソノツルに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローダンセ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着を確保した。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブルックリンハイツにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月24日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイブキインパルスを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。