ブルックリンハイツ（1996年生、母キャスリーン）

ブルックリンハイツ（1996年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時7歳）と交配したキャスリーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地33戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の桶狭間ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月16日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のマヤノジャッカルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したユーセイシュタインにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3歳（1999年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（7戦1勝）。17頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、6着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカンファーフラワーに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

7月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2000年）

4月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた19戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウワデインヒルを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカガチェリーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月20日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るウェストビーチを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月16日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月24日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月18日、中2週で迎えた33戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンダンズビルを半馬身振り切って5勝目を手にした。