ファインドレス（1994年生、母ファインストローク）

ファインドレス（1994年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時5歳）と交配したファインストロークが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,000万円（50万×20口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

6月8日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたクリップダムール決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったマイネルリーガルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシンコウエトワールを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダンツガーネットをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1997年）

7月27日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシュンランに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月12日、中4週で迎えた8戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（1998年）

7月18日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の中之島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月22日、中2週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洛北特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノテンモンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

9月27日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプラントワンダフルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を獲得した。

10月18日、中2週で迎えた17戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、逃げるターフエリザベスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったロードフェイスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。