マイネルサークル（1994年生、母マルワマドカ）

マイネルサークル（1994年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスルーオダイナ（当時10歳）と交配したマルワマドカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は櫛桁牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着4回、中央障害3戦0勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月20日、デビュー戦は岡冨俊一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月5日、中8週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したグランドディクタスに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（1997年）

4月6日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったナムラカゲオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったムーンライトソングにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したジョリスキーにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月3日、中4週で迎えた11戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカモンブラッキーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月15日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、中4週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた20戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライズスペックから1馬身3/4差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。