グランドディクタス（1994年生、母ホウヨウレモン）

グランドディクタス（1994年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイヤモンドショール（当時15歳）と交配したホウヨウレモンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は土屋勇一。戦績は、中央平地16戦1勝、地方30戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月17日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のマイネルサークルを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた11戦目は、M.ブータン騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ブータン騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月19日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（8戦1勝）。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（9戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

11月5日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、水野善太騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（1998年）

1月2日、中5週で迎えた19戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた20戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田高明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノブッシュからクビ差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のルーチェテイオーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月12日、中1週で迎えた24戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は和田高明騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた25戦目は、中島広美騎手を鞍上に迎えて、恵那特別（笠松ダート1800m 雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた26戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月4日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は中島広美騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島広美騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島広美騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島広美騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた32戦目は、根ノ上特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島広美騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた33戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島広美騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中島広美騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中島広美騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中島広美騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中島広美騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた38戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C2ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5歳（1999年）

1月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミツアキアマゾンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

1月10日、連闘で迎えた40戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、兼六園特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた41戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中島広美騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島広美騎手（12戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月14日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島広美騎手（13戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた44戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた45戦目は、一般C2ホ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた46戦目は、一般C2ホ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中島広美騎手（14戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。