ドウカンサツキ（1994年生、母ドウカンファイブ）

ドウカンサツキ（1994年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハヤテミグ（当時14歳）と交配したドウカンファイブが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は池添安雄。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回、地方13戦6勝2着2回。1997年のしもつけオークス(地方重賞)に勝利した他、1997年のしもつけさつき賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相澤二三雄厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（1996年）

10月25日、デビュー戦は藤本靖騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスズトップマンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本靖騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本靖騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショユタカオーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のクリーンタフネスに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3歳（1997年）

1月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の紅梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノステージワンから2馬身差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤本靖騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったラウディーから1馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のクイーンカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた8戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし特別（宇都宮ダート1900m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のしもつけさつき賞（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月22日、中6週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤本靖騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた11戦目は、4歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフジミテムズに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、立秋特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキャノンサクラに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のしもつけオークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノステージワンに3/4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

4歳（1998年）

2月8日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月13日、中4週で迎えた19戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリキャノンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアトラスベルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオートハーミットを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスパークアローに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月30日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（1999年）

3月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月19日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（10戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月5日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（13戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

6歳（2000年）

4月23日、約7か月の休養明けで迎えた36戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったティエッチリボーにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

5月20日、中3週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤワタセブンに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月25日、中4週で迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（14戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月12日、中6週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（15戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。