クリキャノン（1994年生、母リアルタイム）

クリキャノン（1994年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したリアルタイムが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月6日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったヤマノシラユキに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（1997年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

2月1日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のファンドリチアフルをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月9日、中4週で迎えた9戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったランドスピードに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月31日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキャロルブラボーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（10戦2勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

4歳（1998年）

1月25日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（11戦2勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

5月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下のタイランドカップ（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドウカンサツキに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月5日、中2週で迎えた20戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた23戦目は、MRO金賞（金沢ダート2100m 雨/重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（12戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。