マイネルウォーリア（2021年生、母エイシンピカデリー）

マイネルウォーリア（2021年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のベストウォーリア（当時11歳）と交配したエイシンピカデリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって2,200万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月23日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2024年）

1月27日、中5週で迎えた3戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパパゲーナ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったライシアムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリアンフォールに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、ノックアウト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月6日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた8戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったアタゴテンジンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

1月31日、中1週で迎えた12戦目は、筋違見附特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた13戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、カチ上げ杯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、吉田沙保里さんご来場特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月8日、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C1-8（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカールマジを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って2勝目を収める

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、AIパッカル賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーブルビーチに8馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月21日、中3週で迎えた21戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のキトーウィンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月16日、中3週で迎えた22戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサンサンタイヨウに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月31日、中1週で迎えた23戦目は、AIパッカル賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のカナラクリークに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月26日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のナニーピオニーに1馬身1/4の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月7日、中1週で迎えた25戦目は、立冬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパトリオットゲームに8馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。