アイファーペガサス（2001年生、母アストライアー）

アイファーペガサス（2001年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天馬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したアストライアーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大林ファーム。戦績は、中央平地37戦3勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八木サニーファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月31日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したサクセスアルデンテを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月23日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3歳（2004年）

3月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のオオシマセリーヌに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月24日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

6月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月1日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のティボリサンライズに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月11日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（9戦2勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4歳（2005年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で内田浩一騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（12戦2勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（13戦2勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた24戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったサダムアオイツキにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（14戦2勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり最後はビッグアップルと並んで16着同着となった。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（15戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

5歳（2006年）

1月9日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（17戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（18戦2勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミヤジアイをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

2月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい最後はハクリュウタケフジと並んで9着同着となった。

3月12日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（19戦3勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（20戦3勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた34戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた35戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。15着に終わった。

9月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって17着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月6日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた38戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、TOKYO MX賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

12月1日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた39戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。