ビッグアップル（2002年生、母シルク）

ビッグアップル（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ニューヨーク市の愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したシルクが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は渋谷一郎。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2004年のルーキーステージ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渋谷一郎から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

古賀光範厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は川野幸治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は443kg。6頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヨシノテンビーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

3歳（2005年）

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川野幸治騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカリスタドルフに7馬身の差をつけて優勝

6月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川野幸治騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイイチシンオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月31日、中4週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく最後はアイファーペガサスと並んで16着同着となった。

10月23日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は川野幸治騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。