フェリ（2020年生、母キョウワフェアリー）

フェリ（2020年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妖精の国、夢のように美しい光景(仏)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したキョウワフェアリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は協和牧場。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー阪神(新馬)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月19日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー阪神（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトモジャケーヤに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月3日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

9月23日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

10月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

4歳（2024年）

1月28日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のテイエムルンバに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月26日、中8週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

5歳（2025年）

1月5日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。