サンレイシャーマン（2006年生、母サンレイククイン）

サンレイシャーマン（2006年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋呪術者、巫女」。毛色は芦毛。種牡馬のタニノギムレット（当時7歳）と交配したサンレイククインが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方32戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般B3三。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月14日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインラヴを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた11戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャイニーコートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2-5（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた13戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインラヴを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月29日、中2週で迎えた14戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2010年）

4月11日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、巌門特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、橋本恵市さんありがとう杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシルクバッカスに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月25日、中1週で迎えた18戦目は、珠洲揚げ浜塩田特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったマルタカドリームに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた20戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた21戦目は、祝・誕生日近森町子大賞典（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた22戦目は、うぉ～た～お誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクシグナルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月19日、中1週で迎えた23戦目は、山中あやとり橋特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、金沢二俣和紙特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた25戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、香林坊ツリーファンタジー特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、ビッグゴールドメモリアル杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（15戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったブライティアソワレに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（16戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハネダサンサンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

5歳（2011年）

1月2日、中0週で迎えた29戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、加賀友禅流し特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、和哉お誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（17戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた31戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します釜石（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（18戦4勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた32戦目は、復興を応援します多賀城市（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（19戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月7日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、大樋焼特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（20戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた34戦目は、名物食べて復興支援わんこそば（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（21戦4勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた35戦目は、真脇遺跡特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（22戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた36戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、夏の夜の恋路物語特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

8月9日、連闘で馬体重を前走から19kg戻して迎えた38戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（23戦4勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた39戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（24戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた41戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。