ヒアロウホース（1986年生、母スイトビゼエー）

ヒアロウホース（1986年6月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウショウゲート（当時12歳）と交配したスイトビゼエーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表稔。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方24戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は1990年のかきつばた特別(A2 B1)。

経歴

デビュー前

小林守厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（1988年）

12月1日、デビュー戦は工藤勉騎手を鞍上に据えて、3歳（高崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカネグランドに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビバウユウフクに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（1989年）

3月1日、中8週で迎えた3戦目は、4歳（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のベイリーフメロデイに3/4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で工藤勉騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のビバウユウフクに1馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で工藤勉騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた6戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の高崎皐月賞（高崎ダート1900m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた8戦目は、高橋文雄騎手を鞍上に迎えて、4歳（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の高崎ダービー（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋文雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のペルセウス特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋文雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた11戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノマーチから3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は高橋文雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアズマライコーから5馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋文雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミケンヒーローから5馬身差の2着となった。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の北関東菊花賞（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋文雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月27日、中4週で迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーニゾンに4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4歳（1990年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったワカポイントから1馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、近藤二郎騎手を鞍上に迎えて、笠松ジョッキーカップh（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた18戦目は、節分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のベンテンシヤトーに3馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、紅梅特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般B1 B2（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイズアクターから3馬身差の2着となった。

4月20日、中4週で迎えた21戦目は、つつじ特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月30日、中0週で迎えた22戦目は、中京スポ杯（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた23戦目は、初夏特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のカツチトセに1馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

6月8日、中3週で迎えた24戦目は、黒宮高徳騎手を鞍上に迎えて、かきつばた特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンヨウランナーをハナ差制して8勝目を奪取した。

5歳（1991年）

1月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

2月17日、中2週で迎えた26戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

6歳（1992年）

1月12日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた27戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた30戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったメロンパワーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月8日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた32戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したビコーレジェンドを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。