ホクセツキングオー（2007年生、母フェレット）

ホクセツキングオー（2007年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最高位たらん事を祈念する」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時11歳）と交配したフェレットが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は藤巻則弘。戦績は、中央平地28戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の大阪スポーツ杯(1600万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤巻則弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、平島尚武によって619.5万円で落札された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月13日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のアルーリングライフに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトイボックスを3/4馬身振り切って2勝目を収める

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず最後はグリッターエルフと並んで8着同着となった。

4歳（2011年）

1月16日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月9日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

5歳（2012年）

4月29日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ウォーターサムデイに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、キングブラーボにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月10日、中3週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメイスンファーストに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ナガラオリオンに半馬身交わされて2着となった。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（11戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（12戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（13戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールブラックスに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月9日、中2週で迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（14戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったアドマイヤサガスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月23日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（15戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたセイカプリコーン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7歳（2014年）

8月9日、約17か月の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた26戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の上越ステークス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグレイスフルリープを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、エルコンドルパサーメモリアル（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。