ナインティプルーフ（1999年生、母ライフアウトゼア）

ナインティプルーフ（1999年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のWild Again（当時19歳）と交配したライフアウトゼアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦3勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人によって2,625万円で落札された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のトーセンジェットに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

11月9日、中8週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

12月15日、中4週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフォレストスコールに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4歳（2003年）

6月29日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

9月7日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るグルメジャパンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

6歳（2005年）

5月18日、約20か月半の休み明けで迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアドライナーに6馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

8月25日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ファビィホイップ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、神無月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したクイックモーションに3/4馬身届かず2着に敗北した。