ティーヴィーイナリ（2004年生、母レインボーモナコ）

ティーヴィーイナリ（2004年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「テレビ＋冠名」。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時17歳）と交配したレインボーモナコが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）瀬戸牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

当歳のとき、瀬戸牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、瀬戸牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、瀬戸牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田紀康によって210万円で落札された。

碇清次郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2006年）

11月2日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミラクルファンタジを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月6日、中4週で迎えた2戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2007年）

1月3日、中3週で迎えた3戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒットエンドランに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた5戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月30日、中7週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハッシークンを3/4馬身振り切って制した。

6月7日、連闘で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、日本のへそ特別（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴーザリミットに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

7月24日、中2週で迎えた11戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシングルウィナーに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったソロイモンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中7週で迎えた13戦目は、3歳戦のオッズパーク特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた14戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦3勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月29日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2008年）

1月15日、中1週で迎えた17戦目は、むつき特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた19戦目は、春田特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ほうおう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月20日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。