サブノタマヒメ（2018年生、母カイテキセレブ）

サブノタマヒメ（2018年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時21歳）と交配したカイテキセレブが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。2020年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2021年のノトキリシマ賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって216万円で落札された。

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2020年）

6月9日、デビュー戦は畑中信司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパードリーム（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタダモノデハナイを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のブーゲンビリア特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンフジに約12馬身の大差をつけて2勝目を手に入れた。

7月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のひまわり村特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンフジに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のサードニクス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のシンフジに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

9月27日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマナバレンシアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のキラメキビジョンを半馬身振り切って無傷の6連勝を決めた。

11月22日、中5週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったアイバンホーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったフューリアスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアリッサム特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリードキングダムに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の卯月特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（8戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマナバレンシアを上がり1位の末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のノトキリシマ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッシュフェイスに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた14戦目は、恋路海岸特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦の石川門カップ（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフューリアスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月15日、中5週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に終わった。