ウエストスタローン（1993年生、母テスコヤマカツ）

ウエストスタローン（1993年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時10歳）と交配したテスコヤマカツが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣牧夫。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月9日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンアドマイヤに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

3月9日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

10月19日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

4歳（1997年）

6月7日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた9戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月20日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月31日、中2週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5歳（1998年）

4月4日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のモンドノスケに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

4月12日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細江純子騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、テレマティークに交わされて4馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンセカイに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月10日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月13日、中4週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセイクブイブイオーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月12日、連闘で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。