サンアドマイヤ（1993年生、母ダイナボウモント）

サンアドマイヤ（1993年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時10歳）と交配したダイナボウモントが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方16戦5勝2着2回。1998年の青藍賞(地方重賞)に勝利した他、1999年のシアンモア記念(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月3日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウエストスタローンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（1996年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゴールデンガイを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 小雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

9月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダンヒルシチーをクビ差振り切って優勝

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’96ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1997年）

8月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、谷地勝則騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた13戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のユニバーサルホークに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた15戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のエムティエムディに2馬身の差をつけて制した。

11月8日、中3週で迎えた16戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスパニッシュホークに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

12月7日、中3週で迎えた17戦目は、六華賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1998年）

4月26日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスマークに1馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

7月6日、中9週で迎えた19戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノラビアンから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月29日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアプローズフラワーから1馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニッポータキオンに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

11月22日、中7週で迎えた23戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1999年）

1月3日、中5週で迎えた24戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月11日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月2日、中2週で迎えた27戦目は、地方重賞の東北サラブレッド大賞典（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。