モーメンツ（2012年生、母ヤマサクイーン）

モーメンツ（2012年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「瞬間」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したヤマサクイーンが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C4-5。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月27日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

3歳（2015年）

2月1日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月28日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4月22日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフライガイザーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリンノメサイアを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月20日、中6週で迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキョウエイビジンを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、岩手早咲き賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた19戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したグロスヴァーグに半馬身届かず2着となった。

6月19日、中3週で迎えた21戦目は、ジョーゼット賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた22戦目は、増田の二本杉賞（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡哉騎手（12戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ありがとう八幡平マッシュルーム記念（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。