ジンゴイスト（2015年生、母ラヴズオンリーミー）

ジンゴイスト（2015年2月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「好戦派」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したラヴズオンリーミーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着3回、中央障害5戦2勝2着1回、地方3戦2勝2着1回。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2022年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1億円（250万×40口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月2日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のイリアンソスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月12日、中0週で迎えた3戦目は、3歳C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったマヤノフロスティに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中4週で迎えた4戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバンブトンエガオに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2019年）

4月21日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたタンタフエルサ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八丈島特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月11日、中8週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月30日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したニューポートに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

5歳（2020年）

2月16日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの唐戸特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたアーデントリー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハナソメイに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

12月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6歳（2021年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの千里山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

9月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

11月14日、中6週で迎えた26戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のホウオウアクセルに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月11日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2022年）

4月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったトワイライトタイムから7馬身差の2着となった。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイサンシャインをハナ差制して勝利をモノにする