マヤノフロスティ（2015年生、母マヤノロシュニ）

マヤノフロスティ（2015年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋心地よく冷たく爽快な」。毛色は芦毛。種牡馬のキングズベスト（当時18歳）と交配したマヤノロシュニが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽牧場。主な勝ち鞍は2019年の白菊特別(一般A3)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3歳（2018年）

1月6日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月14日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月1日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた8戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルリラに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジンゴイストに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアイファーブレーヴに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

1月3日、中4週で迎えた12戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルセッカに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

2月1日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルセッカに5馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

2月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレベールに約12馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

3月15日、中2週で迎えた16戦目は、片浜十三里特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田祥雄騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーメンクローネに2馬身の差をつけて制した。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、阿寺の七滝特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で山田祥雄騎手（9戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアケボノに約17馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月18日、連闘で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山田祥雄騎手（10戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプローチダに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、メヒカリ賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山田祥雄騎手（11戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスミオに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、文月特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で山田祥雄騎手（12戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、スマートリンクに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月2日、中0週で迎えた21戦目は、ひのき杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山田祥雄騎手（13戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、リーゼロッテに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のムーンリットエルフに2馬身半の差をつけて優勝

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた24戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5歳（2020年）

1月25日、中6週で迎えた25戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。