ムーンリットエルフ（2015年生、母スウィートエルフ）

ムーンリットエルフ（2015年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月光に照らされたエルフ。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時12歳）と交配したスウィートエルフが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。主な勝ち鞍は2019年のかがり火特別(一般C14ロ)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額900万円（4.5万×200口）で一口馬主が募集された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

8月5日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず18着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホウオウサマンサにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したエイシンセドリックを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、リネンコジーンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したペイシャアコを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッスルボーイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月3日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた9戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったチャンピオンノホシに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルヨバリオスに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月8日、中1週で迎えた11戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウドーラに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマヤノフロスティに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2020年）

1月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた14戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月30日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた16戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/不良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。