ラピーナカルド（2000年生、母コメットハンター）

Rapina Caldo

2000.02.18

ラピーナカルド（2000年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋熱い（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したコメットハンターが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

6月28日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネフランシーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアクシスポイントに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月4日、中9週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4歳（2004年）

10月2日、約11か月半の休み明けで迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

5歳（2005年）

5月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月6日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり最後はマイネヴィーナスと並んで7着同着となった。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6歳（2006年）

2月5日、中7週で迎えた19戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月11日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

5月6日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月18日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、充ぼっちゃまありがとう杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバリアントビックに8馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、蔓珠沙華特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコルシカタイムに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。