ブリリアントベリー（1990年生、母クラフテイワイフ）

ブリリアントベリー（1990年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したクラフテイワイフが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の臥牛山特別(900万下)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月28日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は406kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメジロリリーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1993年）

1月17日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメジロリリー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中4週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のレディコスマーに6馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

9月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホシワイスを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月24日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。