ダンケクリスタル（1994年生、母オキノメロディー）

ダンケクリスタル（1994年6月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時14歳）と交配したオキノメロディーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）鍋掛牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

1月6日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

1月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた4戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったミオツクシに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月14日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヒシバベルを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月13日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4歳（1998年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月22日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったマッケンリーダーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したレトロファンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月23日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（1999年）

3月13日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のカツノホークに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月24日、中8週で迎えた24戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月19日、中7週で迎えた25戦目は、ナッキージャンプステークス（中山障害芝3030m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大江原隆騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。