プリンシアブラスカ（2015年生、母ヤマカツジャスミン）

プリンシアブラスカ（2015年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋疾風（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時14歳）と交配したヤマカツジャスミンが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣牧夫。戦績は、中央平地7戦0勝2着3回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北俣牧夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ティーズファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、宮城寛也によって496.8万円で落札された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月24日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ココロストライクに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2018年）

2月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、トーホウガーベラに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサラドリームから半馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。7着に沈んだ。

10月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のニュークラウンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデンコウハシャを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2019年）

2月9日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月12日、中9週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月6日、中7週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、雷霆賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、疾走賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、江戸極彩棚田賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、道志川賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた18戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月10日、中1週で迎えた19戦目は、射手座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた20戦目は、山羊座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

5歳（2020年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた29戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾崎章生騎手（10戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた30戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で尾崎章生騎手（11戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた31戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた34戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた38戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた39戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた40戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。