マルタカアッパレ（2001年生、母ガイカファミリー）

マルタカアッパレ（2001年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋あっ晴れ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したガイカファミリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方24戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

2月8日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったオペラシチーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

2月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

9月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた5戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャノンデールを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランドドールにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローヤルシンデレラに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた8戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真輝騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディアブロチャンプを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎真輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月6日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武英智騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオートバクシンオーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、知事賞ステップ（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた15戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般C4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた18戦目は、一般C4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は明神繁正騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた20戦目は、一般Cロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた21戦目は、ハルウララ誕生日特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で明神繁正騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、赤岡騎手誕生日特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で明神繁正騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般F3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は明神繁正騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた25戦目は、一般F3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（9戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグロスポイントに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月6日、中2週で迎えた26戦目は、与八郎喜寿祝特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシークレットスターを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月11日、中4週で迎えた27戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で明神繁正騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた28戦目は、一般E4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で明神繁正騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたピエナドリーム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中3週で迎えた29戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で明神繁正騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネコメファミリーに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

8月12日、中3週で迎えた30戦目は、がんばれ高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で明神繁正騎手（14戦3勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、スタージョッキーシリーズ（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。