シゲルクルミ（2009年生、母ラストドーター）

シゲルクルミ（2009年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋胡桃」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時8歳）と交配したラストドーターが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、地方12戦6勝2着3回。2011年の九州ジュニアグランプリ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三枝牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって262.5万円で落札された。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた7戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカッドホークに約15馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアグランプリ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルバナナに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月10日、中3週で迎えた10戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3歳（2012年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

1月14日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のネモフィラ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月15日、中6週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず17着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリッシンドラゴンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の仙水峡特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベネチアメンフィスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の耶馬渓特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアマクサボーイにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月8日、中3週で迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の青島特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったコパノモーニングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月25日、中8週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったオサキニシツレイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月18日、中2週で迎えた22戦目は、3歳戦のはやぶさの故郷さがみはら特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィンディラヴに4馬身の差をつけて優勝

11月7日、中2週で迎えた23戦目は、川崎競馬倶楽部賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカシノダイナマイトに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月3日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2013年）

1月12日、中5週で迎えた25戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月17日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイエスイットイズをクビ差振り切って7勝目を掴み取った。

4月13日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた30戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた31戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5歳（2014年）

3月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。