サチノダイコク（1997年生、母タカラダイコク）

サチノダイコク（1997年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のフィニッシュライン（当時9歳）と交配したタカラダイコクが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。戦績は、地方29戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年のアラ系3歳。

経歴

デビュー前

松原義夫厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

11月8日、デビュー戦は浜口楠彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスグレナロマンを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

3歳（2000年）

1月2日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

1月9日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、オグリベイビーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のホワイトダイヤに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、オグリベイビーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトキワダイドウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユメノヤドにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月16日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したユメノヤドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のトウヨウプリンスをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、絵馬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のガバナーテイセンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月17日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のアスタージェットを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2001年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルーラッドに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月24日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた23戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月20日、中4週で迎えた24戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた25戦目は、アラ系一般C2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた26戦目は、久保河内健騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた27戦目は、アラ系一般C2（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた28戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、短距離特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた29戦目は、ハリマ一宮福知渓谷特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。