ガバナーテイセン（1996年生、母キタノテイセン）

ガバナーテイセン（1996年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のローゼンガバナー（当時16歳）と交配したキタノテイセンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤勝。戦績は、地方29戦10勝2着9回。1999年のアラブダービー(アラ系4歳)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥山郁男から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

山際孝幸厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

8月29日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったレッドオスカルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月6日、中4週で迎えた2戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハリマワカタカを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったタカラフレンドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、青木達彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタカラフレンドに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの中京スポーツ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3歳（1999年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンのオグリオー記念（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口重政騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトキワノチーフに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

3月16日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口重政騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた12戦目は、笠置特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口重政騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口重政騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したハマノブルショワを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンのアラブダービー（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口重政騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイケノエメラルドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた15戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青木達彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキンカヒリュウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

12月29日、中4週で迎えた16戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木達彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のハンサムバロンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2000年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青木達彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で青木達彦騎手（4戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のタカラオオジャに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

2月10日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青木達彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったホマレメガミに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月18日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青木達彦騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビソウハヤカゼに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青木達彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセキフブキに4馬身の差をつけて8勝目を収める

7月28日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で青木達彦騎手（8戦6勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したトキワダイドウを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青木達彦騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で青木達彦騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユメノヤドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で青木達彦騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたツルギガロン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、絵馬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で青木達彦騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したサチノダイコクを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた27戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で青木達彦騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオールザリュウホウに2馬身半の差をつけて9勝目をマークした。

5歳（2001年）

2月26日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、梅月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤノノーブルに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。