タカラフレンド（1996年生、母タカラシルキー）

タカラフレンド（1996年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のナイスフレンド（当時5歳）と交配したタカラシルキーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方28戦11勝2着6回。1999年のオグリオー記念(アラ系4歳)に勝利した他、1998年の中京スポーツ杯(アラ系3歳)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳江俊明厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

8月15日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドミラルグリッタを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

9月18日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したリードセイコを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのジュニアグローリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキワノチーフを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のガバナーテイセンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったガバナーテイセンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの中京スポーツ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシングルガールに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（1999年）

1月28日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシデンレディーにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンのオグリオー記念（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤光彰騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブラウンダンディを半馬身振り切って制した。

3月5日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系一般A4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤光彰騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた11戦目は、アラ系一般A4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安藤光彰騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイケノエメラルドから4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳ハンデ戦の全日本アラブ優駿（園田ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた15戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、セイエイマシンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2000年）

1月10日、中0週で迎えた16戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月22日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（16戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキンパツクンを半馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

12月15日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（17戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイムリープをアタマ差振り切って7勝目を手にした。

5歳（2001年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、さざんか特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（18戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた21戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤光彰騎手（19戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で安藤光彰騎手（20戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウナンユーホーを鬼脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

2月15日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤光彰騎手（21戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックリックに5馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

3月1日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤光彰騎手（22戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピュアーをクビ差振り切って優勝

4月26日、中7週で迎えた25戦目は、すみれ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安藤光彰騎手（23戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルヨライダーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、金華山特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で安藤光彰騎手（24戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたマルヨライダー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、アラ系一般A4-7（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で安藤光彰騎手（25戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた28戦目は、アラ系一般A9 11（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で安藤光彰騎手（26戦11勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。