シャインポイント（1995年生、母シーザーリッツ）

シャインポイント（1995年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時16歳）と交配したシーザーリッツが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。1998年の名古屋優駿(G3)で2着に入った他、1998年の青葉賞(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

6月14日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルクファルコンにクビ差届かず2着となった。

7月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したタカオテーストを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリードジャイアンツに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月17日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイアムザプリンスを強烈な末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

9月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3歳（1998年）

4月19日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月7日、中3週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイングアローから1馬身半差の2着となった。

11月14日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ウインターステークス（中京ダート2300m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4歳（1999年）

3月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月10日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5歳（2000年）

6月25日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた18戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。