ラストコンテスト（2000年生、母エミノオクリモノ）

ラストコンテスト（2000年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最後の競技会」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したエミノオクリモノが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着4回、中央障害14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マークリ牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、蛭川年明によって735万円で落札された。2歳のとき、山際智から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月18日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

1月25日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったトウカイタイトルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月25日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったビッグミサイルにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月6日、中3週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったキリーンガールにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月4日、中3週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたサンレイフレール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた12戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムライアンに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2005年）

4月23日、約17か月半の休み明けで迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に57kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた20戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2006年）

1月28日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた22戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーアルパインから3馬身半差の2着となった。

3月11日、中1週で迎えた24戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（13戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のモガリブエをハナ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒岩悠騎手（14戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。