モガリブエ（1998年生、母ユキミザケ）

モガリブエ（1998年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時27歳）と交配したユキミザケが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地32戦5勝、中央障害6戦1勝2着2回。2006年の小倉サマージャンプ(ハンデJG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月8日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサギリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月4日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウテンマをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

12月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の筑波山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた8戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、最後はシマノフリートと並んで5着同着となった。

3月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5歳（2003年）

2月22日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーブマイニングに5馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月3日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた19戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6歳（2004年）

3月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月9日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のワンダーハーブに1馬身半の差をつけて制した。

6月6日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタガノリファールをクビ差振り切って5勝目をつかんだ。

7歳（2005年）

3月13日、約9か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

5月7日、中7週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた28戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月12日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた30戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月23日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8歳（2006年）

1月8日、中8週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったタガジョーシャトルから8馬身差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーブラボーをアタマ差制して久しぶりに白星を挙げた。

7月1日、約5か月の休み明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったラストコンテストからハナ差の2着に惜敗した。

7月22日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。12着に敗れた。