サトノヴィクトリア（2008年生、母ヒーリングヴォイス）

サトノヴィクトリア（2008年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したヒーリングヴォイスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、里見治によって1,522.5万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

3歳（2011年）

4月10日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、プットオンザリッツにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で平野優騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったスナンからクビ差の2着に甘んじた。

8月28日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のホットラッシュをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

10月29日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4歳（2012年）

4月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。17着に敗れた。

10月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。