エーピーミラージュ（1998年生、母パピヨンスキー）

エーピーミラージュ（1998年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時17歳）と交配したパピヨンスキーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は修栄牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回、地方4戦0勝。2003年のフェブラリー特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、修栄牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、デルマークラブによって1,627.5万円で落札された。

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月9日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ローランドゥキーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったニューネットウインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったブラックジンガーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカリーノカフェに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2001年）

1月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月3日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカサロスをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

12月23日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の節分賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月7日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5歳（2003年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた19戦目は、フェブラリー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた20戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた21戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で梶晃啓騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

6歳（2004年）

1月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた27戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。