ニューネットウイン（1998年生、母ポインテツドレデイー）

ニューネットウイン（1998年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時24歳）と交配したポインテツドレデイーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は芦谷清太。戦績は、中央平地15戦1勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芦谷清太から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

11月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエーピーミラージュに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2001年）

7月1日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4歳（2002年）

3月23日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月30日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

11月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5歳（2003年）

2月1日、中9週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた15戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた16戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニングケイからアタマ差の2着に甘んじた。

4月27日、中4週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、きんせんか特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンマックスに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月4日、連闘で迎えた18戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の端午賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた19戦目は、ムーンストーン特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後はクリシアターと並んで1着同着となった。