ラストチケット（2018年生、母カネトシルメルシェ）

ラストチケット（2018年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最後の切符」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時26歳）と交配したカネトシルメルシェが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はカケハムポニークラブ。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カケハムポニークラブから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって1,242万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

12月26日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月20日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月30日、中6週で迎えた7戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳B C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月12日、中3週で迎えた9戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は高畑皓一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長尾翼玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイディスティニーに3/4馬身交わされて2着となった。

11月9日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のキーパイレーツをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた13戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は長尾翼玖騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2022年）

3月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダースイルーロをクビ差振り切って優勝

7月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた21戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったピラミッドムーンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月20日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユキネエに3馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

5歳（2023年）

1月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のエリュシデータを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月15日、中4週で迎えた25戦目は、ナズナ賞（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったラントゥザスカイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月4日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、神戸場外発売再開記念（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月2日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた30戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1 C2（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月30日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールドランタンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月26日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた33戦目は、山本屋太三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート820m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた34戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、C3一3歳以上（園田ダート820m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリノニーナを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って1番人気に応えた。

12月30日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6歳（2024年）

1月23日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

3月26日、中4週で迎えた39戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた40戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた41戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。