ヤマトシャーディ（1999年生、母タイガーテューター）

ヤマトシャーディ（1999年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時13歳）と交配したタイガーテューターが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は徳本幸雄。戦績は、地方17戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のジュライフラワー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、徳本幸雄から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、徳本幸雄から「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場され、川島るみによって367.5万円で落札された。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

7月2日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3歳（2002年）

3月28日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったファーストチャンプにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた3戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイキアゲインに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレインボートロットに9馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリートベルを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月17日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の朝顔特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライムスターに5馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（6戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた10戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤隆騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた11戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、サファイア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4歳（2003年）

2月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、玄武特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に敗れた。

5月1日、中8週で迎えた13戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、五月会盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた15戦目は、撫子特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の犬吠埼特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1二イ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。