ナムラマスラオ（1989年生、母ザオーアスコツト）

ナムラマスラオ（1989年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時6歳）と交配したザオーアスコツトが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、中央障害8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の豊前特別(500万下)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

1月11日、デビュー戦は岡冨俊一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月8日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のエチオピアンスターを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡冨俊一騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡冨俊一騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったクレアールヒカリにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡冨俊一騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で岡冨俊一騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のソラノキャンパスをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡冨俊一騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で岡冨俊一騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンタウラスから3馬身差の2着となった。

9月12日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で岡冨俊一騎手（12戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1993年）

3月13日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で岡冨俊一騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で岡冨俊一騎手（14戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で岡冨俊一騎手（15戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は17戦連続で岡冨俊一騎手（16戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は18戦連続で岡冨俊一騎手（17戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた19戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマンジュデンカブトに約10馬身の大差をつけて3勝目を獲得した。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデロッキーに9馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

6月27日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロワースから5馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中3週で迎えた22戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。