キヌガサライジン（1997年生、母グレートアミー）

キヌガサライジン（1997年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時9歳）と交配したグレートアミーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、地方35戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年のレグルス特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

今井孝一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

7月28日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたヤマノクルミ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月22日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2000年）

1月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

1月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセイエイハクリョウをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のこぶし賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリマツカゼに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したカイヨウプライズに半馬身届かず2着に敗北した。

4月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（7戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた12戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた14戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシンセイスキーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた16戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金の弩標特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた19戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた20戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4歳（2001年）

1月9日、中0週で迎えた21戦目は、一般C3リ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3ヌ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリードブライドルに3馬身の差をつけて4勝目を収める

6月4日、中2週で迎えた26戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウエストイーグルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーブプロテインを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

7月30日、中5週で迎えた28戦目は、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

9月23日、中7週で迎えた29戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた31戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブラマレアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月3日、中3週で迎えた32戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2002年）

5月12日、約5か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。