クインズマラクータ（2014年生、母ケイアイデイジー）

クインズマラクータ（2014年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オーストラリアの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したケイアイデイジーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月14日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュンノカミを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したベルエスメラルダに半馬身届かず2着となった。

7月8日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

4歳（2018年）

3月10日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で森裕太朗騎手（4戦0勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたカレイドスコープ決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリノディアナを上がり4位タイの末脚で半馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2019年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、逃げるヤマニンレジスタにハナ差届かず2着となった。

4月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月5日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

12月8日、中4週で迎えた21戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙見山特別（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6歳（2020年）

1月12日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの天ケ瀬特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3月1日、中6週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた25戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2020年10月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。