マリノディアナ（2015年生、母クラウンミストラル）

マリノディアナ（2015年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話の月の女神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のカルストンライトオ（当時17歳）と交配したクラウンミストラルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月19日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したサンドクイーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月17日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノボベイビーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2018年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で懸命に走り抜いたが、クインズマラクータに半馬身交わされて2着となった。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2019年）

2月10日、中7週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4月14日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。

5月12日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモンアムールをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの洲本特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月4日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（6戦1勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月20日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。4着に入った。

11月30日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

5歳（2020年）

1月19日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの巌流島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月18日、中9週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月13日、中7週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6歳（2021年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

2月20日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5月22日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた36戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月31日、中6週で迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた39戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。