ディナージャケット（2008年生、母ジャパネスク）

ディナージャケット（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタキシード（当時12歳）と交配したジャパネスクが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）ヤマイチ牧場。戦績は、地方43戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2010年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって210万円で落札された。

橋本忠男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2010年）

7月13日、デビュー戦は大山真吾騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレシャスエリーを途轍もない末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

12月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2011年）

1月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ホクトスイグンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月9日、連闘で迎えた7戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた13戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた17戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、リュウノマッハにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトウケイストロングにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた23戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったモエレシリアスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒストリーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月4日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセイルオンザグラスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた28戦目は、HBA馬産地協賛特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4歳（2012年）

1月26日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤隆一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤隆一騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月21日、中1週で迎えた33戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマーティントゥルーをアタマ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月4日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた35戦目は、utomusic 協賛 NA-Oカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたローランビゴラス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた38戦目は、あじさい賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月7日、連闘で迎えた39戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上B1（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったタガノラガマフィンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた42戦目は、太子ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るライフチェンジをアタマ差だけ差し切って3勝目をマークした。

8月22日、中4週で迎えた43戦目は、棋士のまち加古川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。